「新しいLinuxの教科書」を読む会 #5
今日は「新しいLinuxの教科書」を読む会 #5 に参加。
「新しいLinuxの教科書」を読む会とは
著者の三宅さん、大角さんが月1回のペースで開催されている勉強会。読み進めながら質問にも答えてくださいます。
「新しいLinuxの教科書」はフィヨルドブートキャンプのLinuxのプラクティスで必読書であったので、私は復習のために第3回から参加している。
今日の学習
範囲:Chapter9の03 スパーユーザ~Chapter10の01 プロセスとは まで
suとsu -の違い
suで# whoami
するとrootになっているが、# echo $PATH
すると一般ユーザと変わっていない。(自分のユーザの設定を引きずってしまう)
意図せぬ変更をしてしまうかもしれないためsu -を使ったほうが良い。
su -で# echo $PATH
をするとrootユーザ用のパスしかない。
※自分で実行した結果を貼ろうと思ったらrootのパスワード忘れちった!シングルユーザモードで起動して設定しなおせばいいみたいだけどまだやってない!
su -とsudo
su -とsudoのどちらがセキュアかは議論の余地があるがsudoを使うのが一般的。
sudoでは設定で実行できるコマンドを絞ることができるので、その機能を使って管理するのがセキュリティ的にはいいやり方だが、実際に細かく設定するのは管理が煩雑になり現実的ではなさそう。
tmux
tmuxを使うとターミナルをいっぱい起動しなくてすむ。良さそうなのでさっそくインストールした。
% brew install tmux
% tmux
で起動、% exit
で終了する。
% tmux -V
でバージョン確認。
基本操作
◆ウィンドウ系
Ctrl+b c
:新しいウィンドウを作成して切り替える
(Ctrl+bを押した後に離してcを押す)
Ctrl+b n
:次(右)のウィンドウに移動Ctrl+b p
:前(左)のウィンドウに移動Ctrl+b 番号
:指定した番号のウィンドウに移動
※ウィンドウには0からはじまる番号が割り当てられる
◆ペイン系(ペイン=ウィンドウ分割)
Ctrl+b "
:横方向に分割して新しいペインを作成するCtrl+b %
:縦方向に分割して新しいペインを作成するCtrl+b o
:次のペインに移動するCtrl+b ;
:直前に選択していたペインに移動するCtrl+b q
:ペインの番号を表示する。続けて数字を入力するとその番号のペインに移動する
tmuxの設定ファイル
デフォルトのCtrl+b
は使いづらいので、自分で設定を変えている人が多数。
設定ファイル.tmux.conf
を作成して設定を変更しよう。
% touch ~/.tmux.conf
私はCtrl+bをCtrl+tで操作するようにした。
.tmux.conf
の例↓
# プレフィックスキーをCtrl+tに変更する unbind-key C-b set-option -g prefix C-t bind-key C-t send-prefix # Ctrl+h,j,k,lでペインを切り替える # h = 左、j = 下、k = 上、l = 右 bind-key h select-pane -L bind-key C-h select-pane -L bind-key j select-pane -D bind-key C-j select-pane -D bind-key k select-pane -U bind-key C-k select-pane -U bind-key l select-pane -R bind-key C-l select-pane -R
設定後は以下を実行すれば即座に反映される。
% tmux source-file ~/.tmux.conf
psコマンドのオプション
auxとauxwwというすべてのユーザのプロセスを詳細情報を合わせて表示するオプションがあるが、auxの場合はターミナルの右端で切れてしまう可能性があるため、常にauxwwを利用すべき。