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プログラミング学習記録

「GRIT やり抜く力」を読んで

フィヨルドブートキャンプの生徒さんが紹介されていた本、図書館で借りて読んだ。希望がわく内容だった。何事も自分次第だなぁ。

技術本じゃないけど技術本カテゴリにしちゃった。

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以下、印象に残ったことばと考えたこと。

生まれつきの才能は重要ではない

自分は特別な才能があるわけじゃないと思っている庶民からしてみたら、これは朗報です。

でも努力次第で何とかなることが多いというのは前から頭ではわかってる。この事実を知っていることと実際に行動に移すことは別だなぁ。

同じ能力なら努力家より天才を評価してしまう

自分には才能がないから才能より努力のほうが重要という事実は歓迎しているのに、とてもわかる。無意識の偏見だなぁ。

あまりにも完璧なものを見たとき、「どうしたらあんな風になれるのか」とは考えず、その代わりに魔法によって目の前で奇跡が起こったのごとく熱狂してしまう。byニーチェ(ざっくり)

これもわかる。神格化することで自分にはどうやってもムリだと現実逃避してるんだろうな。ちなみに、ニーチェは「職人」と考えるべきだと言ってるそうだ。

野球ニュースの記事を読んでると「天才」という言い回しの多さよ。

人は本来の能力をほとんどいかせていない

これもどこかで聞いたことある話だ。裏返せばこれから何にだってなれるってことだな。

やり抜く力とは、情熱と粘り強さである

情熱と粘り強さは別のもの。情熱とは、単なる熱中・集中ではなくひとつのことにじっくり長い間取り組む姿勢。

意図的な練習が大事

しかしこれは1日に3〜5時間が限界。

ダルビッシュも昔、「練習は嘘をつかない」に対して「(考えてしなければ)普通に嘘つくよ」って発言してたな。

「やり抜く力」の鉄人の目的は他者

やり抜く力の強い人が持っている情熱は興味と目的によって支えられている。その目的は必ず他者が深くかかわっている。

  • 私のクライアントたち
  • 自分の生徒たち
  • この国
  • 社会

など。

自分の快楽を追うことが悪いということではない。幸福になるには快楽・目的のどちらも追うことが必要だから。

行動しよう

目標のピラミッドを考える

ピラミッドの一番下には日々のto doリストのような具体的な目標が並ぶ。もっとも重要な目標を達成するための手段。

ピラミッドの上に行くほど、もっと全体的で重要な目標になる。単なる手段ではなく目的。

  • なぜ定時に出勤するのか→時間を厳守するため
  • なぜ時間を厳守するのか→いっしょに働く人たちに敬意を示すため
  • なぜそれが重要なのか→よいリーダーになるため

なぜを考えるって重要。

私のプログラミング学習の話で言うと、フィヨルドブートキャンプを卒業することが最上位の目標ではない。なんでフィヨルドをはじめたのか、その先で何になりたいのか、立ち止まって考えたり初心に戻るのって大事よねぇ。さっそくノートに書いた。

最上位の目標ではないと言いながら、フィヨルドはここまできたらやり遂げたい!という気持ちが強い。手段が目的になってしまう悪い例なんでしょうか...しかし、先のことを考えすぎるよりはいいのかなと思うことにしている。ここで言う"先のことを考えすぎる"とは、先のことを考えすぎて不安になるという現象で、私はよく陥ります。そんなこと考えるよりも今やるべきことを地道にやろうということで。将来のことをよく考えること自体は良いこと。

ハードめの目標設定をする

これもやっぱり有効なんだねー。あまりにも目標が現実離れするとやる気がなくなっちゃうから、簡単な目標を小刻みに設定したほうがいいという人もいるけど、結局は同じようなことなんだろうな。

明確で高めな目標→努力→有益なフォードバック→反省と改良

これちゃんと実行できたら、最強になれそう。

おわりに

失敗を失敗と思わないような思考を持った人(楽観主義者)はやり抜く力を発揮するには有利らしい。私この才能はけっこうあると思う。

自分のことを知って何に幸せを感じるかを認識することは楽しい人生を送ることに繋がるから、普段からけっこう生活を振り返ったりしているけど、自分でもよくわからないこともあって。飽きっぽいし3日坊主になりがちだし継続することが苦手だという意識がある。けど好きなことってずっと変わってない。極端な人ってなかなかいないだろうから、飽きっぽいor継続できるっていう二択で片付けられないにしても、自分は本当はどっちのタイプなんだろって思うことがよくある。

しかし、続くかどうかって"好き"ってのがすべてなんだろうね...書きながら思った。

例えば自分の仕事を

  • 仕事
  • キャリア
  • 天職

だと思ってる人にわけると、想像通り下にいくほどやり抜く力が強い。が、今ただの仕事としか考えてない人も、天職だと考えるようになることができると本に書いてあった。そして天職だと思うことに職種は関係ないと。

あと、年齢とともにやり抜く力は強くなるということも書いてあった。ラッキー。歳を重ねてもいいことたくさんあってほしい。